日付変更線を超えてしまいました・・・
ABEMAの『ABEMA Prime』視聴後、途中まで読んでいた本を読了。
今回も一気読みしてしまいました。

赤石晋一郎さん 『なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか』 平凡社新書
本の帯が、もう週刊文春の中吊り広告を思わせるようなデザインですよねw
この本を知ったのは、いつも視聴しているYouTubeの『街録ch』に赤石さんが出演されていたからです。
その番組の中で書籍の紹介がありました。
赤石さんは、同じく元週刊文春記者だったノンフィクションライターの甚野博則さんと一緒にやっている『元文春記者チャンネル』にて、発売された週刊誌の裏側などの考察するトークスタイルの発信もされています。
赤石さんは、FRIDAYの記者から週刊文春の記者を経て、現在は独立され、ジャーナリストとして活動をされています。
この書籍の中では、世間を震撼させたジャニーズ問題、松本人志さんのスキャンダル、フジテレビ問題、そして現在の週刊文春。
時系列に沿って、週刊文春が報じた記事についての取材の様子や知られざる裏側など、読んでいるこちらも緊迫してくるジワジワ感が凄かった・・・
取材で情報を集めると同時に、それが正しい情報なのかをすり合わせて裏を取る作業など、記者のみなさんの緻密で地道ではあるものの、故に事実が固まっていく。そして雑誌の1ページを作る。
映画だと、スリリングな展開が目の前で起こったら、思わずギュっと手に汗を握りながらスクリーンに集中するように、自分も読みながら、時々、息を呑む場面に遭遇すると「そうだったんだ・・・」と食い入るようにページをめくりました。
ちょうど今、ABEMAで『スキャンダルイブ』というドラマが放送されています。
まだ2話目ですが、ドキドキハラハラする展開で、毎週楽しみに視聴しています。
まさに芸能事務所と週刊誌の間でスキャンダル記事を出す、いや阻止するというせめぎ合いを描いたドラマ。
この本をGETしたのが、あまりにタイムリー過ぎて(苦笑)
週刊誌記者役の川口春奈さんを重ね合わせながら、読んでしまいました(笑)
最後の方では、週刊文春で記者をしていた仲間達の紹介をされています。
様々な経歴をたどって、記者という職業に就き、取材に走り回る。
「自分達こそ正義である」と活字の強さを盾にして声高に叫ぶことは決してなく、社会的にとってはいけない行動に対しては、しっかりと伝える。
週刊誌はゴシップメディアであるのと同時に弱者のためのメディアでもあるのだから、記者が弱者に耳を傾け、伴走し、権力に異議申し立てを行うということも週刊誌の仕事の一つであると話す人も。
「独占スクープ」とか「独走スクープ」というのは美しい言葉だが、独走し過ぎないことも大事である。
時には世論の空気も相まって、週刊誌はまさに「下剋上のメディア」ともなり得る。
あくまでも実直に、ひたむきに、取材対象者へ耳を傾けるみなさんの声が尊いと感じました。
テレビや新聞も、今のご時勢のコンプラや周囲への忖度などで報じることも狭められているような印象の中、SNSの到来で活字離れも増えている現在、週刊誌は残された「大衆のメディア」。
姿かたちは変われど、人間の興味関心を打つメディアはそう簡単にはなくならないのではと。
人を深堀り出来るのは、やっぱり人なのかなとも。
この本のタイトル回収は、最後に赤石さんが自分の言葉で語ってくださっています。
最後の3行、その通りだなと思いました。
(赤石さん、記事じゃないけれど、凄く興味深く拝読しました!)
もしよろしければ、読んでみて下さい。